外傷・スポーツ障害
外傷・スポーツ障害

転倒や衝突によるけが、あるいはスポーツによって生じる痛みは、骨・関節・筋肉・靭帯といった運動器の障害によって引き起こされます。
「骨は折れていないと思うけれど痛い」「湿布を貼っても良くならない」「同じ場所の痛みを繰り返している」といった症状の背景には、単なる炎症だけでなく、筋肉や靭帯の微細損傷、関節の不安定性、さらには体の使い方の癖など、複数の要因が関係していることが少なくありません。
当院では、痛みを一時的に抑えるだけでなく、その原因を丁寧に評価し、「再発しにくい体づくり」まで含めた包括的な治療を行っています。
スポーツ外傷
スポーツ障害
外傷とは、転倒や衝突などによって瞬間的に強い外力が加わることで発生するけがを指します。骨折や脱臼、捻挫などが代表的で、いずれも受傷したその瞬間に症状が出現するのが特徴です。
一方、スポーツ障害は、繰り返し同じ動作を行うことによって身体の一部に負担が蓄積し、徐々に痛みが出てくる状態です。腱炎や疲労骨折などがこれにあたり、初期には軽い違和感として始まることが多いものの、放置すると慢性化しやすいという特徴があります。
特に成長期のスポーツ活動では筋肉と骨の成長に乖離が出る事や骨端線が残存する事などからスポーツ障害を起こしやすいため注意が必要です。
捻挫・靭帯損傷
足関節捻挫は非常に頻度の高い外傷で、多くの場合、足首を内側にひねることで外側の靭帯が損傷します。軽症に見える場合でも靭帯の緩みが残ると再発しやすく、慢性的な不安定性につながることがあります。
骨折
骨折は強い外力だけでなく、軽微な転倒でも生じることがあります。特に高齢者や骨粗しょう症の方では注意が必要です。治療は固定療法が中心となることが多いですが、骨の癒合を確認しながらリハビリを併用し、機能回復を図ります。
筋・腱損傷
肉離れなどの筋損傷や腱損傷は、スポーツ活動中に多くみられます。適切な回復段階を踏まずに復帰すると再発しやすいため、段階的なリハビリテーションが重要です。
膝障害
膝では、半月板損傷や前十字靭帯損傷が代表的です。これらはジャンプや急な方向転換などで発生し、関節の安定性に大きく影響します。治療にはリハビリが重要で、場合によっては手術が必要となることもあります。
肩・肘障害
肩や肘の障害は、投球動作やラケットスポーツなど、腕を繰り返し使うことで生じます。多くの場合、フォームや体の使い方が関係しており、リハビリによるそれらの改善も治療の重要な要素となります。
成長期の子どもでは、骨の成長に対して筋肉や腱の柔軟性が追いつかないため、特定の部位に負担が集中しやすくなります。その結果、オスグッド病やシーバー病などのスポーツ障害が生じます。
無理に運動を続けると長期的な障害につながる可能性があるため、適切な評価と段階的な復帰が重要です。
外傷の治療は、単に痛みが軽減した段階で終了するものではありません。日常生活への復帰やスポーツ復帰、さらには再発予防までを見据えて進めることが重要です。
当院では、関節可動域や筋力、痛みの程度などを数値化し、治療の経過をグラフとして可視化しています。これにより、「どの程度回復しているのか」「復帰まであとどれくらいか」といった点を明確にし、患者様ご自身にも状態を理解して頂けるようにしています。
外傷治療において骨の評価を行う上でレントゲン評価は大変重要となりますが、筋肉や靭帯、腱といった軟部組織の評価には限界があります。
当院では超音波(エコー)検査を組み合わせて用いることで、これらの軟部組織をリアルタイムに観察し、さらに関節を動かしながら状態を確認する「動的評価」を行っています。これにより、より正確な診断と適切な治療方針の決定が可能になります。
けがの回復には、適切なリハビリテーションが不可欠です。
当院では理学療法士が患者様一人ひとりに合わせたプログラムを作成し、マンツーマンで指導を行います。単に筋力を回復させるだけでなく、動作の癖や身体の使い方の誤りを修正し、「再びけがをしない体」を目指します。
スポーツをされる方には競技特性を踏まえたトレーニングを、一般の方には日常生活動作の改善を中心としたプログラムを提供しています。
TOP